Sunao Shader 解説書
シェーダーパラメーター > Parallax Emission
Enable Parallax Emission
視差エミッションを有効にします。以下の機能を使用する場合はチェックを入れる必要があります。
Parallax Emission Texture
視差エミッションを有効にしたい部分とそうでない部分をテクスチャマップにより設定することができます。
テクスチャマップはフルカラー画像を使用でき、Emission Colorの色と合成されます。
テクスチャマップをセットすると、TilingとOffsetを設定できるようになります。メインテクスチャのTilingとOffsetの値と合成される事に注意してください。
※旧名称(1.4.0以前)は Parallax Emission Mask
Emission Color
視差エミッション色を設定できます。Parallax Emission Maskを設定している場合はその色と合成されます。
HDRカラー(1以上の値)を設定することができ、値を大きくする事でポストプロセッシングが適用されたシーンで効果が出るようになります。
Emission Intensity
視差エミッションの強さを0~2の範囲で設定できます。
値を大きくする事でポストプロセッシングが適用されたシーンで効果が出るようになります。
Parallax Depth
視差効果の強さを設定できます。値を大きくする事で視差効果が出るようになります。
この値を0にして視差効果を無効にする事で、2つ目のエミッション機能として利用する事ができます。
Parallax Depth Mask
視差効果の強さをテクスチャマップにより部分的に設定する事ができます。
視差効果を深くしたい部分を黒、浅くしたい部分を白にしたテクスチャマップを用意してください。
2nd Parallax Emission Mask (Advanced Settings)
2番目のParallax Emission Maskを設定します。このマスクには視差効果がつきません。またScroll X、Scroll Yの影響も受けません。視差エミッションを部分的に有効にしたい場合や色を変えたい場合などに使う事ができます
テクスチャマップをセットすると、TilingとOffsetを設定できるようになります。メインテクスチャのTilingとOffsetの値と合成される事に注意してください。
Emission Mode (Advanced Settings)
視差エミッションの合成モードを設定します。
・Add
加算モードで合成します。ライティングの強さによっては白飛びが発生する場合があります。
・Multiply
乗算モードで合成します。ライティングが十分強い場合は発光が見えにくくなります。
・Minus
減算モードで合成します。視差エミッション色の補色が現れます。
Blink (Advanced Settings)
値を大きくすると視差エミッションが点滅します。パラメータの値を0より大きくするとFrequencyとWaveformの項目を設定できるようになります。
Frequency (Advanced Settings)
視差エミッションの点滅の頻度を0~5の範囲で設定できます。単位はHz(ヘルツ)です。
この項目を使用するにはBlinkの値を0以上にする必要があります。
Waveform (Advanced Settings)
視差エミッションの点滅の波形を設定できます。
・Sine
サイン波を使用します。
・Saw
鋸波を使用します。
・SawR
逆鋸波を使用します。
・Square
矩形波を使用します。
この項目を使用するにはBlinkの値を0以上にする必要があります。
Phase Offset (Advanced Settings)
視差エミッションの点滅の位相(タイミング)を設定できます。
通常のエミッションの点滅と組み合わせる際に位相をずらすことで交互に点滅させたりする事ができます。
Scroll X (Advanced Settings)
Emission MaskをX方向にスクロールする値を-10~10の範囲で設定できます。
2nd Emission Maskはこのパラメーターの影響を受けません。
Scroll Y (Advanced Settings)
Emission MaskをY方向にスクロールする値を-10~10の範囲で設定できます。
2nd Emission Maskはこのパラメーターの影響を受けません。
Animation Speed (Advanced Settings)
Emission Maskのアニメーションスピードを設定します。
この値を0より大きくするとEmission Maskのアニメーションが有効になります。
アニメーションさせるには、縦、横、あるいは左上から順にコマを並べたテクスチャを用意してください。
コマ数はAnimation X Size、Animation Y Sizeで指定します。
Animation X Size (Advanced Settings)
アニメーションのX軸方向のコマ数を指定します。
(例えばアニメーションさせるテクスチャが横10コマ縦5コマの場合、10を入力します)
この項目を使用するにはAnimation Speedの値を0より大きくする必要があります。
Animation Y Size (Advanced Settings)
アニメーションのY軸方向のコマ数を指定します。
(例えばアニメーションさせるテクスチャが横10コマ縦5コマの場合、5を入力します)
この項目を使用するにはAnimation Speedの値を0より大きくする必要があります。
Use Lighting (Advanced Settings)
視差エミッションがライトの光量の影響を受けるようになります。
ライティングが真っ暗な場合は発光しなくなります。
Ignore Main Texture Alpha (Advanced Settings) (Transparent)
視差エミッションがメインテクスチャのアルファ値を無視するようになります。
この項目はTransparentシェーダー時のみ表示されます。
Only in the Dark (Advanced Settings) (実験的機能)
値を大きくするとライティングが暗くなった時のみ視差エミッションを発光させる事ができるようになります。
実験的機能により一部のライティング環境下ではうまく動作しない場合があります。