Sunao Shader 解説書
シェーダーパラメーター > Main > Decal
Enable Decal
メインテクスチャの一部分にデカールテクスチャを貼ることができます。Decal Textureにテクスチャをセットする事で、ロゴ等を張り付けることが可能です。
デカールはメインテクスチャの解像度に依存しません。よってメインテクスチャに直接書き込むと潰れてしまったり、あるいはより精細に表示したい場合はこの機能を使う事で回避できます。
デカールはメインテクスチャに1つのみ貼ることができます。
(メッシュのUVが重複している場合はモデルの複数箇所に出現します。UVがミラーされている場合、反転されたデカールが現れる事に注意してください。)
Decal Texture
デカールテクスチャをセットします。アルファ情報を含むテクスチャの場合はそれに従って透過されます。
右側にある四角の窓でベースカラーを設定することができます。ベースカラーのアルファ値を小さくすると半透明になります。
Position X
デカールのX座標を指定します。
メインテクスチャ上での座標である事に注意してください。モデル上はUVマップで設定された向きに動きます。
Position Y
デカールのY座標を指定します。
メインテクスチャ上での座標である事に注意してください。モデル上はUVマップで設定された向きに動きます。
Scale X
デカールのX方向のスケールを設定します。
Scale Y
デカールのY方向のスケールを設定します。
Rotation
デカールの回転を設定します。-180度~180度の範囲で設定可能です。
メインテクスチャ上での角度である事に注意してください。モデル上はUVマップで設定された向きに回転します。
Decal Mode (Advanced Settings)
デカールの合成モードを設定します。
・Override
上書きモードで合成します。デカールの不透明な部分はデカールによって完全に上書きされます。
・Add
加算モードで合成します。メインテクスチャにデカールの色が加算されます。
・Multiply
乗算モードで合成します。デカールの白い部分はメインテクスチャの色がそのまま現れます。
・Multiply(Mono)
モノクロ乗算モードで合成します。モノクロ化したメインテクスチャの色をデカールの色と乗算します。
メインテクスチャにベイクされた陰影をデカールにも適用するような使い方ができます。
Brightness Offsetで明るさを調整する事ができます。
・Emissive(Add)
メインテクスチャに加算される形でエミッション効果を付ける事ができます。
デカールの黒い部分は光りません。
エミッションの調整はEmission Intensityで行ってください。
・Emissive(Override)
デカールを上書きした上でエミッション効果を付ける事ができます。
エミッションの調整はEmission Intensityで行ってください。
Brightness Offset (Advanced Settings)
デカールを合成する際の明るさを-1~1の範囲で調整できます。
モノクロ乗算モードで合成する際にメインテクスチャの明るさが不適切な場合に有効です。
この項目を使用するにはDecal ModeをMultiply(Mono)にする必要があります。
Emission Intensity (Advanced Settings)
Emissiveデカールの明るさを0~10の範囲で調整できます。
この項目を使用するにはDecal ModeをEmissiveにする必要があります。
Decal Mirror Mode (Advanced Settings)
UVがX方向にミラーされている場合のデカールの表示モードを設定します。
この機能を使用する事でデカールが反転したり、複数箇所にデカールが貼られるのを防ぐ事ができます。
(モデリングの方法によってはうまく動作しない場合もあります)
・Normal
通常のモードで表示します。UVがミラーされ反転している側はデカールも反転して表示されます。
・Fixed
UVが反転している側のデカールを正しい向きに修正します。
デカールはUVが反転している側と反転していない側の両方に表示されます。
・Mirror1
UVが反転していない側のみにデカールを表示します。
・Mirror2
UVが反転している側のみにデカールを表示します。デカールは正しい向きに修正されます。
・Copy(Mirror)
テクスチャの左右に対照的にデカールを貼ります。
UVがミラーされておらずデカールがモデルの片側にしか貼れない場合に有効です。
・Copy(Fixed)
テクスチャの左右に向きを修正してデカールを貼ります。
UVがミラーされておらずデカールがモデルの片側にしか貼れない場合に有効です。
Scroll X (Advanced Settings)
デカールをX方向にスクロールします。
数値を大きくすると速くなります。またマイナス値にすると逆方向にスクロールします。
Scroll Y (Advanced Settings)
デカールをY方向にスクロールします。
数値を大きくすると速くなります。またマイナス値にすると逆方向にスクロールします。
Animation Speed (Advanced Settings)
デカールのアニメーションスピードを設定します。
この値を0より大きくするとデカールのアニメーションが有効になります。
アニメーションさせるには、縦、横、あるいは左上から順にコマを並べたテクスチャを用意してください。
コマ数はAnimation X Size、Animation Y Sizeで指定します。
Animation X Size (Advanced Settings)
アニメーションのX軸方向のコマ数を指定します。
(例えばアニメーションさせるテクスチャが横10コマ縦5コマの場合、10を入力します)
この項目を使用するにはAnimation Speedの値を0より大きくする必要があります。
Animation Y Size (Advanced Settings)
アニメーションのY軸方向のコマ数を指定します。
(例えばアニメーションさせるテクスチャが横10コマ縦5コマの場合、5を入力します)
この項目を使用するにはAnimation Speedの値を0より大きくする必要があります。